ゼカリヤ書10:1-12

神様はイスラエルの民について語られます。「彼らは、私に捨てられなかった者のようになる。私が彼らの神、主であり、彼らに応えるからだ。」

神様はイスラエルを愛されて回復されることが、いかに驚くべきことなのかについてこのように語られます。捨てられなかった者のようになると。過去を忘れるくらい大きな愛を施され、満たして下さる神様です。過去のことがこれ以上思い浮かぶことなく、過去のことによって苦しめられることなく、彼らの心は主にあって大いに楽しむ。

過去の罪の問題で苦しめられたとしても、傷があっても、神様の愛はそのすべてを覆うことが出来るのです。思い出されることもないようにしてくださる神様の愛です。傷が癒されるのはただ神様の愛と恵みのみです。なので、私たちもお互に一回も傷ついたことの無いように愛しましょう。それは、主の愛を経験した人のみできるのです。もちろん、易しいことではありません。だからこそ、十字架の愛がいかに大きい愛なのかが分かります。

イスラエルを苦しめた周りの国々は逆に苦しめられますが、イスラエルは強くなり豊かになるでしょう。自分を苦しめてきたものをすべて捨て、神様の恵みにあずかり、満たされましょう。

なぜなら、神様は私たちの創造主だからです。春の雨をくださる神様です。雨雲を造り、にわか雨を降らせる方です。神様だけが私たちの統治者です。神様に寄り頼る時にその恵みが注がれます。この世の中でどんなものも私たちを救えません。いくら命を掛けて信じるとしても、信じる対象が神様でなければ、私たちの信仰は無駄なことになります。ただ、イエスキリストを通してのみ永遠の命を得ることが出来るのです。