ゼカリヤ書1章1-6
ゼカリヤー主が覚えておられると言う意味を持っています。ハガイ書と同時代に記録されたとみなされます。記録の目的は、神殿の再建とイスラエルの回復に対する希望です。
5節で、ゼカリヤは「あなたがたの先祖たちは、今どこにいるのか。」と聞いておられる神様の御言葉を伝えています。神様の御言葉に従わなかった者たちの結果を見なさいと言うことでしょう。不従順は、死を意味します。国が滅ぼされ、民たちが捕虜として連れて行かれました。それで、神様は、先祖たちを見習ってはならないと語っておられます(4節)。神様は、先から語られました。「悪い道と悪しきわざから立ち返れ。」しかし、彼らは聞こうとも耳を傾けようともしませんでした。
良いことであれ、悪いことであれ、見本があります。それを見て私たちは、学ばなければなりません。主は、今、先祖たちの姿を見て「わたしに帰れ。」と語っておられます。悪いことを見て、悪い道に従うのではなく、立ちかえって主の御言葉に従うべきでしょう。受動的ではなく、能動的な従順が必要です。
神様の御言葉で、意味のない御言葉は一つもありません。御言葉を成就されるお方です。計画されたことを成し遂げられる方です。今もその御言葉は、とこしえにあります。先祖たちも死に、御言葉を宣布した預言者たちも死にましたが、神様の御言葉は、今も生きていて働かれると語っています。「私たちにしようと考えたことをそのとおりになさった(6節)。」今も、私たちにしようと考えておられることをその通りになさる方の御言葉に従順になりましょう。主にかえりましょう。
失われた心、離れた心、もう一度主に向かって立ちかえりましょう。